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2024.1.29

フェンダー ユーザーなら!となるはず
ドヴォルザークの「スラブ舞曲集」とは…?

仙台フィルハーモニー管弦楽団とDate fmが、クラシック音楽の魅力を伝えていくクラシック音楽入門 プログラム「Wave Symphony」。今シーズンのコンセプトは【Chronicle(クロニクル)】。名曲には、曲自体の物語だけではなく、作曲家自身の人生や、世界史に残る歴史的な出来事が背景に隠されていることがあります。

「交響曲第9番 新世界より」でお馴染みのドヴォルザーク。
様々な人の縁がつながり、「スラブ舞曲集」で世界に名をはせる大作曲家になりました。「スラブ舞曲集」は、当時まだ歴史の浅いジャンル「国民楽派」の音楽。主流だった抒情的な音楽「ロマン派」をベースに、民俗音楽のエッセンスを加えた新しい音楽でした。

Dvorak

「スラブ舞曲集」の大成功ののち、さらに新しい音楽が生まれていたアメリカの音楽学校に校長として招聘。これまでにないリズムなども積極的に取り入れた音楽を生み出し続けました。かの有名な「新世界より」の第2楽章には、当時生まれたての「ジャズ」が取り入れられていて、ドヴォルザークが柔軟に新しい音楽に対応していったことがわかります。

ここ数年ではOfficial髭男dismや米津玄師の音楽が大ヒットしていますが、クラシック音楽の観点で見ると、まずありえない構成。様々なリズムが交錯する複雑な音楽が大ヒットしています。去年大ヒットしたYOASOBIにもこういった要素が…過去と今が交錯する音楽の歴史を、ドヴォルザークの人生から紐解きます。


仙台フィルWave Symphony

●日時:2024年1月7日(日)19:00~19:55
●出演:浅野彰信、山本 純(仙台フィル団友 チェロ奏者)、関野寛(演奏事業部)