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2025.1.05

SUNDAY MORNING WAVE
2025年を迎えて

2025年1月5日ON AIR「地震に自信を」


元日で能登半島地震から1年が経過しました。以下が今議論されている課題です。
・状況把握の困難性や孤⽴集落発⽣等の地理的特徴や社会的特性を踏まえた災害応急対応や応援体制の強化・⾼齢化地域における災害関連死防⽌のための避難⽣活環境の整備等の被災者⽀援の強化・甚⼤な被害やリソース不⾜を踏まえたNPOや⺠間企業等との連携の強化・将来の⼈⼝動態等の社会的特性を踏まえた事前防災や事前の復興準備、復旧・復興⽀援の推進などです。


1月17日は阪神淡路大震災30年。この震災を引き起こした兵庫県南部地震は都市直下型だったため、強震による密集地域での建物や社会インフラの被害が深刻でした。また、地震頻度が相対的に少ない地域での突然の震災であり、人命救助、緊急対応や復旧の過程で多くの課題を残しました。これが、教訓として多くの資料に残されています。このほど、『阪神・淡路大震災から東日本大震災へ——経験・教訓のバトン・リレー』というタイトルで寄稿させて頂きました(岩波月刊科学)。関連のイベントとして、1月15日、日本学術会議でシンポジウムが開催されます。

3月7-9日は第4回世界BOSAIフォーラムが開催されます。このフォーラムは、東日本大震災を経験した東北の地で、災害で悲しむ人々をこれ以上増やしたくないという願いを込めて始まりました。スイスの防災ダボス会議と連携し、国内外から東北・仙台に産・官・学・民の多様な人々が集まり、「仙台防災枠組2015-2030」の実施を推進します。

3月8日、東北大学川内萩ホールを会場に、東日本大震災語りべシンポジウム「かたりつぎ~朗読と音楽のとき〜」が開催されます。
朗読:竹下景子 演奏:谷川賢作 映像:清水大輔(タイムラプスクリエーター)
https://www.shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/symposium/kataritsugi2024/

text by 今村文彦


SUNDAY MORNING WAVE

●日時:毎週日曜日8:25~8:55
●出演:今村文彦、板橋恵子