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2022.9.22

音楽の「運命」を変えたベートーヴェンの名曲!?
仙台フィル Wave Symphony actⅦ

仙台フィルハーモニー管弦楽団とのコラボレーション番組『仙台フィル Wave Symphony actⅦ』。クラシック音楽の魅力をわかりやすく伝えていく『クラシック音楽入門 プログラム』10月の放送は、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」をピックアップ!

「ジャジャジャジャーン」でお馴染み、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。
その鮮烈な冒頭について、弟子のシンドラーがベートーヴェンにたずねた際に返ってきた答えが「 運命が扉をたたく音である」。この弟子の言葉から「運命」と名付けられました。


そんな「運命」は、今日の音楽を形作るきっかけとなった、まさに「運命」の1曲。
当時の音楽は、「神様」「王様」のためのもの。演奏される曲は「理路整然とした美しい音楽」。作曲家や演奏家の個性は極力抑えた、神様、王様のための音楽で、民衆が親しむものではありませんでした。

そんな時に起きた「フランス革命」。「神様」「王様」から【民衆】が中心の世界へ。音楽や文化もまた、民衆の手の届くものになりはじめ、ちょうどその頃にできたのが「運命」です。これまでの「理路整然」とした音楽ではなく、作曲家自身の想いや感情を乗せた、自由なものに。「運命」は、これまでの常識を覆した、いわばベートーヴェンが起こした音楽革命の1曲なのです。

番組では、そんな「運命」の物語、そして歴史的背景を仙フィル・チェリスト山本純氏が解説します。もちろん、仙台フィルの演奏音源もお聴きください!


仙台フィル Wave Symphony actⅦ
●日時:2022年10月2日(日)19:00~19:55
●出演:浅野彰信 / 山本 純(仙台フィルチェリスト) / 関野 寛(仙台フィル事業部)