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2023.8.19

モータウンの最強コラボ
ザ・シュープリームス・ウィズ・テンプテーションズ

アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
8月はファンキーでメロウな、昭和の香りがするソウル・ミュージックをお届けしてきました。「SWEET SUMMER SOUL」最終回は、ソウルの殿堂モータウン・レコードから2組のアーティスト、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス・ウィズ・テンプテーションズが1969年にリリースしたアルバム『トゥゲザー』です。


ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームスとテンプテーションズ。ガールズ・グループとボーイズ・グループのトップが一緒になってリリースしたこの作品で今回のシリーズを締めくくろうと思います。

まずはシュープリームス。
その中心人物は、あのマイケル・ジャクソンも慕っていたシンガー、ダイアナ・ロス。本名ダイアナ・アールは1944年3月26日、ミシガン州デトロイトに生まれました。59年ハイスクール時代に、友人のマリー・ウィルソン、フロレンス・バラード、バーバラ・マーティンとプリメッツというグループを結成してキャリアをスタートしました。



61年にモータウン・レコードと契約、バーバラが脱退して、シュープリームスとしてデビューしました。はじめはヒットに恵まれませんでしたが、モータウンの専属ソングライト&プロデューサー・チーム、ホーランド=ドジャー=ホーランドと組むようになって売れ始めます。64年の「愛はどこへ行ったの」が初の全米No.1になると「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」「恋はあせらず」など12曲ものNo.1ヒットを生み、世界のトップ・アイドル・グループとなりました。



一方、テンプテーションズのリード・シンガー、デヴィッド・ラフィンことデイビス・エリ・ラフィンは1941年1月18日ミシシッピ州に生まれました。幼い頃からファミリー・グループで歌い、教会のクワイアに参加。ゴスペル・シンガーとして活動する中、次第にポピュラー音楽に傾倒し、デトロイトへと移ります。そこで後にモータウン・レコードを立ち上げるベリー・ゴーディーJr.と出会いゴーディーのタムラ・レコードと契約、シンガー謙ドラマーとして働いていました。



1964年にデトロイトのコーラス・グループ、テンプテーションズに加入。はじめはコーラス担当でしたが、楽曲を提供していたスモーキー・ロビンソンに見初められ「マイ・ガール」のリード・シンガーとして抜擢されると、65年に全米1位を獲得。その後「ゲット・レディ」「ドント・ルック・バック」などヒットを量産していきます。しかしドラッグ問題などから68年にはグループを解雇、代わりにデニス・エドワーズが加入。デヴィッドはソロとしても活動しますが、1991年にドラッグが原因で命を落としてしまいました。



その後ダイアナ・ロスはソロとして独立、シュープリームスは77年に実質上解散。
テンプテーションズはオリジナル・メンバーのオーティス・ウィリアムスが看板を守っています。


ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス・ウィズ・テンプテーションズのアルバム『トゥゲザー』
SIDE A

「スタボン・カインド・オブ・フェロー」
「アイル・ビー・ドッゴーン」
「ザ・ウェイト」
「恋はまぼろし」
「アップタイト」

SIDE B
「シング・ア・シンプル・ソング」
「マイ・ガイ、マイ・ガール」
「フォー・ベター・オア・ワース」
「君の瞳に恋してる」
「ホワイ」

ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス・ウィズ・テンプテーションズのアルバム『トゥゲザー』いかがでしょうか?全曲2つのグループが一緒に歌うという贅沢なアルバム。ちなみに、この2組でのレコードはもう一枚リリースされていて今では1枚のCDとしてパッケージされています。

★テンプテーションズ OFFICIAL

33rpm『トゥゲザー』ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス・ウィズ・テンプテーションズ
●ON AIR:2023年8月26日(土)21:00~21:55

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