2023.12.31
べートーヴェンの革命を受け継いだ
医学と音楽の二刀流!作曲家ベルリオーズの「幻想交響曲」
仙台フィルハーモニー管弦楽団とDate fmが、クラシック音楽の魅力を伝えていくクラシック音楽入門 プログラム「Wave Symphony」。今シーズンのコンセプトは【Chronicle(クロニクル)】。名曲には、曲自体の物語だけではなく、作曲家自身の人生や、世界史に残る歴史的な出来事が背景に隠されていることがあります。
2024年の初回のテーマは、「ベートーヴェンの革命を後押しした『幻想交響曲』を作曲…ベルリオーズの人生とは?」
フランスの医師の家庭に生まれたルイ・エクトル・ベルリオーズは、博学であった父親から語学、歴史、地理、数学などの教育を受けて育ちます。14歳の頃に作曲の才能をその父親に見出され、音楽の教育も受けるように。
そして18歳の時に、難関であるパリの医科大学に入学。
医師を目指して学び始めた…かと思ったら、パリで出会う音楽の刺激を受けて音楽に没頭。当然家族とは軋轢が生じたものの、「音楽をやるなら成果を見せろ」という言葉通り、当時は今以上に取ることが難しい医師免許を取得し、教会での初のコンサートも大成功。
見事成果を見せて、卒業後にパリの音楽大学に入学。晴れて音楽の道を歩み始めます。そんな彼の代表作である「幻想交響曲」は、音楽に傾けた情熱を凌駕する恋情を落とし込んだ1曲。ベートーヴェンの死から3年後に完成したこの曲は、彼が起こした音楽的な革命、「音楽は王侯貴族のためではなく、自由であるべき」という音楽の流れを読み、当時の革命の一端を担った1曲ともいえる。
生涯、恋愛に翻弄された彼の希望と絶望が入り混じる【幻想】の世界を、仙台フィルの演奏と共にお届けします。
●出演:浅野彰信、山本 純(仙台フィル団友 チェロ奏者)、関野寛(演奏事業部)
2024年の初回のテーマは、「ベートーヴェンの革命を後押しした『幻想交響曲』を作曲…ベルリオーズの人生とは?」
フランスの医師の家庭に生まれたルイ・エクトル・ベルリオーズは、博学であった父親から語学、歴史、地理、数学などの教育を受けて育ちます。14歳の頃に作曲の才能をその父親に見出され、音楽の教育も受けるように。
そして18歳の時に、難関であるパリの医科大学に入学。
医師を目指して学び始めた…かと思ったら、パリで出会う音楽の刺激を受けて音楽に没頭。当然家族とは軋轢が生じたものの、「音楽をやるなら成果を見せろ」という言葉通り、当時は今以上に取ることが難しい医師免許を取得し、教会での初のコンサートも大成功。
見事成果を見せて、卒業後にパリの音楽大学に入学。晴れて音楽の道を歩み始めます。そんな彼の代表作である「幻想交響曲」は、音楽に傾けた情熱を凌駕する恋情を落とし込んだ1曲。ベートーヴェンの死から3年後に完成したこの曲は、彼が起こした音楽的な革命、「音楽は王侯貴族のためではなく、自由であるべき」という音楽の流れを読み、当時の革命の一端を担った1曲ともいえる。
生涯、恋愛に翻弄された彼の希望と絶望が入り混じる【幻想】の世界を、仙台フィルの演奏と共にお届けします。
仙台フィルWave Symphony
●日時:2024年1月7日(日)19:00~19:55●出演:浅野彰信、山本 純(仙台フィル団友 チェロ奏者)、関野寛(演奏事業部)