2024.3.14
🎵タイムフリーでどうぞ!
映画「パレード」☆ 藤井道人監督 ☆
RAD GUEST初登場!そして、仙台で取材を受けるのが初めてだったそうです!
Netflixで独占配信中!映画「パレード」の藤井道人監督にインタビュー!
藤井さんのFantastic!は、撮影で一緒だった84歳のカメラマンの方!
「エネルギッシュなおじいちゃんで。そのおじいちゃんと過ごした2ヵ月間がファンタスティックでしたね。おれはレジェンドなんだ!って自分で言ってて。笑 彼はフィルムしか撮ったことがなくて、現像するフィルムのカメラを何台も使うんですけど、その技は受け継ぎたいなと思うことが多かったです。」 と、当時の現場の様子などを話してくれました。
現在、世界独占配信中のNetflix 映画「パレード」
旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。
大災害の混乱で離れ離れになった息子を捜す母親は、自分がすでに死者となっていること、そして今いる世界が、この世に未練を残した者たちが集まる特別な場所だということを知り…そんなあらすじ。
石巻市や加美町など、宮城県の各地がロケ地となっており、2022年の11月から12月にかけて、撮影のほぼ半分以上が宮城での撮影!
藤井さんは古川のルートインを拠点に撮影に臨んでいたそうです!
元々は、藤井さんにとって大事な存在だった映画プロデューサー 河村光庸さんと、劇中に登場する「失われた時を求めて」という映画を作っていましたが、その最中に川村さんがお亡くなりになりました…。
「("失われた時を求めて" では) 沖縄返還から50年、震災から10年、そしてコロナを経た3世代の壮大な社会派エンターテインメントみたいなのをやる予定だったんですけど、本が全然面白くなくて…こんなのできるわけないだろ!笑 って言ってたら川村さんが『藤井君好きに書き直していいからさ!』って。そしたらぽっくり逝っちゃって。大事な川村さんとの思いを考えていた時に、この "パレード" が浮かんできたというか。彼が亡くなって3日とかで書いたのが、パレードの大元の世界ですね。」 とのこと。
あれをやっておけば良かった…など、直前に何も悔いなくこの世を去る人は少なく、
その人が "人" でいる以上、他人がいて、その人を思う人がいる…
悲しい物語を悲しく書くことは誰にでもできるけど、藤井さんご自身も大切な人を失い辛い思いを経験したからこそ、亡くなった人が死後の世界でなるべく楽しく過ごして欲しい…そんな思いで "パレード" というタイトルになったとのこと。
主演の長澤まさみさん演じる、離れ離れになった息子を探す母親 "美奈子" は、瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ますという描写もあり、東日本大震災を経験した宮城県での撮影に繋がっています。
長澤さんとは、是非ご一緒したい!という思いが強く、生前川村さんも『長澤さんと藤井で映画を作るんだ!』と、同じ強い思いを持っていたそうです。
なんと!長澤さんは藤井さんの中学の後輩!藤井さんが中学3年生の時、1学年下で転校してきたんだそうです。
そして「余命10年」でタッグを組んだ野田洋次郎さんが音楽を担当!
尊敬する兄貴と慕っている仲で、なんと、クランクイン前に楽曲を書き上げたというプロフェッショナルなエピソードも!
最後に…
「映画に救われた人、映画が好きな人に届けば。喪失は誰にでもあることで。それがもし人であったら、大事な人を失ってしまった人に寄り添える作品になってくれたらいいなと思いますし。まだ未練があるのかなとか…大切な人を思い出せる作品になれればなと思います。」 と、メッセージを頂きました。
藤井さんの最新情報は、こちらをチェック!
ありがとうございました✨