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2023.4.15

レコード・ストア・デイにシティポップを
TikTokで再ブレイク!濱田金吾

33rpm SEASON III(2023年4月22日OA)No.165
浜田金吾『MUGSHOT』


アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
今月33rpmは、春に相応しいシティポップをお送りしています。
そして4月22日はレコードの祭典「レコード・ストア・デイ」。全世界の参加レコード店では限定盤はじめ多くのレコードが発売されます。この日も33rpmはアナログ盤でお届けしています。「Winds of City Pop」今回は、浜田金吾が1983年にリリースしたアルバム『MUGSHOT』です。


浜田金吾というアーティスト、一般的にはあまり馴染みはないかもしれませんが、シティポップ第一人者といってもいいほどの人物で、最近ではTikTokでその楽曲「街のドルフィン」が使われ話題となっています。



シンガー・ソングライター浜田金吾は、1953年1月17日東京・新宿に生まれました。小学生からヴァイオリンを習っていましたが、中学生になるとギターをはじめ、様々なグループで活動するようになります。1974年、フォーク・グループ「クラフト」にベース&ヴォーカルとして参加、これが実質的なデビューとなります。1978年、浜田金吾初のリード曲、シャンプーのCMソング「振り向いてみたけれど」を発表しますが、これが最後のシングルとなり、79年には解散してしまいます。



その後は、作曲家として活動していましたが、小杉理宇造のプロデュースにより、山下達郎と“AIR RECORDS”の設立に参加。1980年にアルバム『Manhattan in the Rain』でソロデビューします。その後も作家としても活動しながら、次第に人気を獲得していきます。



転機となったのは、MOON RECORDに移籍して、82年にリリースしたアルバム『midnight cruisin'』でした。収録曲「横顔のタクシードライバー」がFM番組のテーマ曲となり、問い合わせが急増。83年の5作目『MUGSHOT』には、ギター鈴木茂、ドラム林立夫、アレンジ&キーボードに佐藤博が参加、ジャパニーズAORともいえる都会的でクールなサウンドを確立しました。



85年東芝EMIに移籍して、イラストレーターのわたせせいぞうとコラボしたアルバム2枚をリリース。しかし翌年エアー時代のベストアルバム『From N.Y. to L.A.』をリリースした後は、新作の発表も聞かなくなり、ステージからも遠ざかってしまいました。再びステージに姿を見せたのは、2001年に村田和人らとのユニット「Moon Kids」でした。近年は過去のベスト盤に新曲を追加する形で、リリースを続け、2002年から少しずつライヴ活動を再開。2006年には「クラフト」も復活してメンバーとして活動中です。


浜田金吾のアルバム『MUGSHOT』
SIDE A

「ギャツビー・ウーマン」
「トロピカル・フィッシュ」
「レイニー・ハート」
「プール&サングラス」

SIDE B
「ガールズ」
「グッド・ラック・シティ・ロマンス」
「WASTED SUMMER LOVE」
「インク・ブルーの夜明け」

浜田金吾のアルバム『MUGSHOT』いかがでしょうか?
ちなみに、濱田金吾は自身の活動以外に作曲家として多くの作品を残しています。
かつて恋仲だった高橋真梨子はじめ、太田裕美、西城秀樹、岩崎宏美など一時代を築いたシンガーたちへ300を超える楽曲を提供しているそうです。
★濱田金吾 オフィシャル

33rpm『MUGSHOT』浜田金吾
●ON AIR:2023年4月22日(土)21:00~21:55

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