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2024.4.20

“Melody & Harmony”
コーラスと言えば…

33rpm SEASON IV(2024年4月27日OA)No.218
イーグルス『呪われた夜』


アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
今月は春にふさわしい、ハーモニーをお届けしてきました。“Melody & Harmony”最後はコーラスと言えばこのバンド、イーグルスの『呪われた夜』です。


カリフォルニアの代表選手イーグルス、ところが結成当初、西海岸出身のメンバーはいませんでした。1948年11月6日ミシガン出身のグレン・フライ、47年7月22日テキサス生まれのドン・ヘンリー、46年3月8日ネブラスカ出身のランディー・マイズナー、そして47年7月19日ミネソタ生まれのバーニー・レドン。この4人が、1971年リンダ・ロンシュタットのバックバンドとして集まったのが始まりでした。



4人は独立したバンドとして活動することを決め、ローリング・ストーンズなどを手掛けたグリン・ジョンズのプロデュースでレコーディング。72年のデビュー・シングル 「テイク・イット・イージー」がヒット、1stアルバム『イーグルス』は、アコースティックなカントリー・ロック・スタイルをとりながら新しいサウンドを目指したものでした。



73年の『ならず者』は、実在したアウトローをモチーフにしたコンセプト・アルバムで、
名曲「ならず者(デスペラード)」を生み出しました。74年の3作目『オン・ザ・ボーダー』は、制作途中でプロデューサーがビル・シムジクに代わりレコーディングに参加していたギタリストのドン・フェルダーが新メンバーとして加入。シングル・カットされた「我が愛の至上」はバンド初の全米1位を記録します。



ファンキーなサウンドを取り入れた75年の『呪われた夜』はシングル、アルバムとも全米1位を獲得。その後レドンに代わってジョー・ウォルシュが加入、カントリー風味は薄れ洗練されたサウンドへ変化。76年の『ホテル・カリフォルニア』はロックの商業化を自ら歌い、グラミー賞を受賞しました。この大ヒットのおかげで次作までには3年を要し、その間にベースがティモシー・シュミットに交代。79年のアルバム『ロング・ラン』、これがオリジナル活動期最後のスタジオ作品となりました。



ライヴ・アルバムをリリース後、82年5月、正式に解散が発表されますが、94年に再結成。MTVライヴと新曲によるアルバム『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』をリリースしました。このアルバムを携えワールド・ツアーを行い、98年にはロックの殿堂入りを果たしました。2007年に新作『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』を発表すると全米・全英とも初登場1位。



しかし16年1月18日、オリジナル・メンバーのグレン・フライが旅立ち一時は解散を表明、その後グレンの息子ディーコンが参加して活動を再開しました。ディーコンは一時バンドを離れますが、現在はヴィンス・ギルと共にイーグルスを支え、今年は彼ら最後のツアー「ロング・グッバイ・ツアー」で、ヨーロッパをまわる予定です。


イーグルスのアルバム『呪われた夜』
SIDE A

「呪われた夜」
「トゥー・メニイ・ハンズ」
「ハリウッド・ワルツ」
「魔術師の旅」

SIDE B
「いつわりの瞳」
「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」
「ヴィジョンズ」
「アフター・ザ・スリル・イズ・ゴーン」
「安らぎによせて」

イーグルスのアルバム『呪われた夜』いかがでしょうか?
ちなみに、このアルバムからドン・ヘンリーとグレン・フライ、二人の独占体制が確立。音楽性も含め、それに堪りかねたバーニー・レドンはバンドを去って行きました。歌声のハーモニーは最高なのに、少し残念な話ですね…

★イーグルス オフィシャルサイト

33rpm『呪われた夜』イーグルス
●ON AIR:2024年4月27日(土)21:00~21:55

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