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2022.9.17

アナログ専門33rpm
番組初!連続フィーヴァー!?

アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
ここ数年、音楽映画が話題になることが増えてきました。そこで今月は映画のサウンド・トラックを特集してお送りしています。9月24日にお送りするのは、先週に引き続き1977年公開の映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァ―』のサウンド・トラックです。


ディスコ・ミュージックのお茶の間化と「フィーバー」という流行語まで生んだ映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァ―』。先週に引き続き、2枚目をご紹介します。

土曜の夜だけディスコでヒーローになれる、ペンキ屋で働く冴えない青年トニー。
ディスコで出会った年上の女性と共にダンスコンテストにチャレンジするというサクセス・ストーリーを彩った様々な音楽。今回はビー・ジーズ以外のアーティストを紹介します。



まずは、ニュージャージー出身のファンク・バンド、クール・アンド・ザ・ギャング
ロバート・"クール"・ベルとロナルドの兄弟を中心に結成されたインスト・バンドが原点で、ニューヨークのクラブ・シーンで腕を磨き、1969年レコード・デビュー。73年のアルバム『ワイルド&ピースフル』から、「ファンキー・スタッフ」や「ジャングル・ブギ」などのスマッシュヒットが生まれ人気に。かのジェイムス・ブラウンから「俺の次に凄いぜ」と言われるほどになると、ブラック・ミュージックのみならず、ポップ・シーンでもヒットメイカーとなります。80年のシングル「セレブレーション」で初の全米1位に輝き、数多くのダンス・クラシックスを残した現役バンドです。



続いてKCアンド・ザ・サンシャイン・バンド
1973年フロリダで、スタジオ・ミュージシャンらによって結成された白人・黒人混合グループ。74年にデビューし、75年のセルフタイトル・アルバムから「ゲット・ダウン・トゥナイト」「ザッツ・ザ・ウェイ」と連続してNo.1ヒットを放ちスターの座を獲得。70年代ディスコ・ブームに乗って次々とヒットを放ち、今なお現役で活動を続けています。



MFSBは、マザー、ファザー、シスター、ブラザーの略。
フィラデルフィア・サウンドを支える音楽集団で、「ソウル・トレイン」のテーマ曲でおなじみ。アレンジャーのボビー・マーチンを中心に、オージェイズやスリー・ディグリーズらをバックアップしました。自身作では「セクシー・ガール」や「恋はそよ風に揺れて」などのヒットを放ち、またある時は、リッチー・ファミリーやサルソウル・オーケストラとしても活動しました。80年の「ミステリー・オブ・ザ・ワールド」を最後に解散しています。



トランプスはMFSBの中心メンバー、アール・ヤングらが結成したヴォーカル&インスト・バンド。
1965年ごろヴォルカノスとしてスタート、72年にトランプスとして活動を始めました。フィリー・ソウルとディスコが融合した華麗なサウンドが特徴で、ソウル・ファンやディスコ・ファンに人気を博しました。ヒット曲は「君の笑顔は愛のメロディ」「トランプス・ディスコのテーマ」などで、特に後者はTVのクイズ番組テーマ曲としておなじみです。

その他に、前回放送した1枚目からも紹介しましょう。
イヴォンヌ・エリマンは日本人の血をひくハワイ出身のシンガー。
エリック・クラプトンのバッキング・ヴォ―カルからソロ・アーティストへ転身しました。



ウォルター・マーフィーは、ニューヨーク出身の、当時若手アーティスト。
学生時代からCMソングなどを手掛け「運命’76」は彼のデビュー・ヒット・シングルです。

タヴァレスは5人兄弟によるファミリー・グループ。
「愛のディスコティック」の大ヒットで日本でもお馴染みに。

ラルフ・マクドナルドは、ニューヨーク出身のパーカッション奏者。
ハリー・べラフォンテに認められ、業界入りしたという才人。
あの「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」をビル・ウィザースと共作しています。


多彩な才能が集結した、映画『サタデイ・ナイト・フィーヴァ―』のサウンド・トラック
LP2 SIDE A

「禿山の一夜‘77」
「開けゴマ」クール&ザ・ギャング
「ジャイヴ・トーキン」ビー・ジーズ
「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」ビー・ジーズ
「ブギー・シューズ」KCアンド・ザ・サンシャイン・バンド

SIDE B
「サルセイション」
「噂の女ケイジー」MFSB
「ディスコ・インフェルノ」トランプス

『サタデー・ナイト・フィーバー』ディレクターズカット

33rpm『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』
●ON AIR:2022年9月24日(土)21:00~21:55

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